こんにちは、FP理系パパ「エフリパ」です!
出産後の手続きって多すぎませんか?さらに里帰り出産の場合は、住民票のある場所じゃないとできないこともあるので、パパの協力が必要不可欠です。
この記事を読んで、スムーズな手続きに役立ててもらえればと思います。
我が家のように、早産で生まれてきた子の未熟児養育医療の手続きについても解説しています。
出産後の手続き8種類を紹介
まず出産前の産休にまつわるお金のお話はこちらの記事をどうぞ。合わせて確認してください。
出産後の手続きはたくさんある上に、生後すぐにやらないといけないものもあります。多くの場合、出産して5日間入院、退院したら新生児との生活が始まってそれはもう大変です。やったことのない手続きを調べている余裕はありません。出産までに確実にチェックしておきましょう。
具体的に必要な手続きや申請がこちらです。
・出生届
・母子手帳の記載
・児童手当の申請
・乳幼児医療の受給者証
・勤め先の手続きいろいろ
・育児休業給付金
・出産手当金
・出産・子育てお祝い事業の給付金
里帰り出産の場合、産後の健診費用や予防接種費用の還付申請も別で必要になります。
また、早産児で対象の場合は、未熟児養育医療の受給者証申請の手続きも必要です。
NICU入院費用に使える制度については、こちらのページを確認してください。
まずは出生届を提出しよう
子どもが生まれて最初にする手続きは、出生届の提出です。提出期限は、生まれた日を含めて生後14日以内です。何回も役所に行くのは面倒なので、一緒に手続きできるものは済ませてしまいましょう。
・出生届
・母子手帳の記載
・児童手当の申請
・(乳幼児医療の受給者証)
手続きに必要な書類はこちらです。
・出生証明書(病院でもらえます)
・母子手帳
・保険証(ママかパパ、扶養に入れる方)
・ママパパの個人番号が分かるもの
・マイナンバーなどの身元確認書類
・(子どもの保険証)
乳幼児医療の受給者証には子どもの保険証が必要なので、生後すぐに準備できる人だけ、一緒に申請してください。乳幼児医療受給者証はマイナンバーでのオンライン申請ができる自治体もあるので、積極的に活用しましょう。
赤ちゃんをママやパパの扶養に入れる場合、出生届の提出と同時に勤め先での手続きを進めましょう。子どもの保険証をもらうために必要になります。
給付金の手続きも忘れずに!
・育児休業給付金
・出産手当金
・出産・子育てお祝い事業の給付金
これらのうち、育児休業給付金は育休取得の場合に給付されるものです。出産前に申請した覚えがない場合は勤め先に確認してください。パパ育休の場合も、不明点は勤め先に確認するのが確実です。
出産手当金については、こちらの記事で解説しています。
出産・子育てお祝い事業の給付金についてはこちらから。
国民健康保険に加入している場合
世帯主の個人番号が分かるものと、マイナンバーなど身分確認できるものがあれば、国民健康保険の保険証交付は出生届と一緒に手続きができます。
里帰り出産の場合はパパの活躍が必須
里帰り先でできる出生後の手続きは、出生届の提出と母子手帳への記載だけです。それ以外は、住民票のある場所での手続きが必要なので、居住地にパパが戻って担当するのがよくあるケースだと思います。
マイナンバーを持っている場合は、できる限りオンラインで済ませるのが手っ取り早いです。
2024年8月現在、すべての申請がオンラインでできるわけではないので、1回は役所に行くことになると思います。
2026年度から出生届の提出がオンラインでできるようなので、かかわる一連の手続きも全部オンラインでできるようになることを期待しています(参考:読売新聞「出生届と出生証明書、スマホで提出可能に…8月にも一部の自治体でスタート」)。
里帰りの罠!子どもの保険証がもらえない
里帰り出産で、我が家でも実際にハマった注意点が一つあります。里帰り先で出生届を出すと、居住地で住民票をもらえるまでに時間がかかるんです。
里帰り先から居住地に出生の情報がわたって、登録が完了するまでに時間がかかるそうです。私の場合は、出生届を出してから1週間はかかると言われました。
そもそもなんで住民票が必要なの?という話ですが、子どもの保険証を作るために個人番号を会社に提出する必要がありました。マイナンバーはまだないので、「個人番号記載の住民票」をもらわないといけません。
乳幼児医療受給者証の申請には子ども本人の保険証が必要なので、必然的に会社から保険証をもらった後になります。個人番号の提出が必要かどうかは勤め先によるので、不要の場合はすぐに保険証がもらえるかもしれません。
乳幼児医療受給者証は、里帰り先から戻ってきた後の通院・入院時に毎回提出するものです。逆に言えば、里帰り中は使うタイミングがないため、そんなに焦って取得する必要もありません。
未熟児養育医療の受給者証
我が家のベビは2,000g以下で生まれたので、未熟児養育医療の対象です。
自治体によるかもしれませんが、未熟児養育医療の受給者証申請には子ども本人の保険証が必要なので、上記の「里帰り先で出生届を出すと、居住地で住民票をもらえるまでに時間がかかる」について注意が必要です。
私の住んでいる場所では、申請が終わった後に役所側で病院に手続きをしてくれました。なので、自分で特にこれ以上の手続きをする必要はありませんでした。この制度のおかげで、NICU入院費用はほとんど無料で抑えられました。
もしこの制度がなかったら支払い額はかなりの高額でした。NICU入院費用についてはこちらで詳しくお話しています。
手続きの際に言われた注意点が一点あります。「入院費用を支払ってしまうと、後から還付はできない。」
例えば受給者申請が遅くなり入院先の病院に連絡が行かず、入院費用を請求された場合。「未熟児養育医療の申請がまだなので、支払いを待ってほしい」などと病院側に伝えた方がよいです。
こうした事態を避けるためにも、子どもの保険証は早くもらっておくのが吉です。
まとめ:一緒にできる手続きは一度にまとめる
この記事では、出産後の手続きや、里帰り出産の場合の注意点を紹介してきました。
ムダに役所に行く回数を減らすため、まとめてできるものは一度に手続きしてしまいましょう!
まず、出産後最初にやるべき手続きはこちら。赤ちゃんをママやパパの扶養に入れる場合は、勤め先での手続きも同時に進めましょう。
出産後最初にやる手続き
・出生届
・母子手帳の記載
・児童手当の申請
・(乳幼児医療の受給者証)
これらの手続きが終わったら、給付金の申請も忘れずに!
給付金申請
・育児休業給付金
・出産手当金
・出産・子育てお祝い事業の給付金
里帰り出産の場合は、パパの活躍が必須です。こちらに注意点をまとめます。
里帰り出産の場合のポイント
・里帰り先での手続きは出産届と母子手帳の記載だけ
・それ以外の手続きは住民票のある場所で
・できる限りオンラインで済ませるのがオススメ
・里帰り先で出生届を出すと、住民票をもらうのに時間がかかる
未熟児養育医療の受給者証についても注意が必要です。
未熟児養育医療の注意点
・子ども本人の保険証が必要
・入院費用を支払ってしまうと、後から還付はできない。
出産後の手続き、たくさんあって大変ですよね。出産前に少しでも手続きの負担を減らす手助けになれば嬉しいです。
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